夭怪着到牒(ばけものちゃくとうちょう)
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# 上記リンク先ではくずし字の原典と、それを現代の文字に置き換えた翻刻文の両方を読めます。
ばけものちゃくとうちょう
夭怪着到牒
発行年:1788(天明八)
画・北尾政美
作・不明
登場人物
化物の親玉 見越し入道
入道の孫 大頭小僧(豆腐小僧)
大侍
河太郎(河童)
河太郎に命を取られた亡霊たち
三毛猫の二又(猫又)
尼入道
逆女(さかおんな)
海坊主
狐
馬(馬頭人)
おさかべ
三つ面姥
その孫 一つ目小僧
女の人魂
悪息
蛸の入道
狒狒(さとりの怪)
狸
車めぐり
コウモリの化物
なめくじら(ナメクジ)
赤鬼
風尼
骸骨
朝比奈三郎
物語
妖怪は恐れる心が反映したものだと言うが、そうとばかりは限らない。化物の親玉見越し入道は黒日(暦上の凶日)になると手下の化物どもを集めて寄り合いをしていた。しかし朝比奈三郎が躍り出て妖怪たちをすべてやっつけたので、もう恐いものは残っていない。
見越しが呼び集めた妖怪とその説明が続き、どちらかといえば妖怪図鑑のような体裁になっている。
ブログ筆者の本
この本は、挿し絵に色を塗って、現代語訳にした文章を貼りつけて作った本です。紙の本ではなくて、Kindle用の電子書籍です。Amazonで購入して、同じアカウントでログインしたKindleで読んでください。1冊300円くらいにしてあります(これ以上安く設定すると、海外から買う際に値段が変わってしまうため)。Kindle Unlimited会員の方は追加料金なしで読むことができます。著者の蘭藍沐はわたしのことです。もともとが珍獣ラーラームームーだったのですが(ウィザードリィ5に出てくるアレです)、長いのでひっつめて珍獣ららむ〜をネット上のニックネームにしていまして、ららむ〜のところにそれっぽい漢字を当ててペンネームにしています。蘭藍沐は中国語読みでランランムー。ここではららむ〜とお読みいただければと思います。
色をつけるとぐっと見やすくなると思うのですがいかがでしょう。着色なしで翻刻文(古文のままの文章)を貼ったバージョンも同じ本に収録されています。