化物箱根先(ばけものはこねのさき)
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# 上記リンク先ではくずし字の原典と、それを現代の文字に置き換えた翻刻文の両方を読めます。
ばけものはこねのさき
化物箱根先
発行年:1778年(安永七)
作:不明
画:鳥居清長
登場人物
見越し入道、化物の頭
きつね
たぬき
一つ目小僧
猫又
…など妖怪たち
物語
野暮と化物箱根の先と言われる世の中で、なにか変わった化け方がないかと、総座頭の見越し入道以下、ばけものたちが寄り合って化け方の研究をする。草双紙を買いあさって読み、人間(化け方の素人衆)の暮らしを観察するが、役者が舞台の上で化けたと言っては驚き、年増の女性が振り袖を着て若作りをするのを見ても驚き、これはかなわぬと荷物をまとめて江戸から逃げ出す。