@chinjuhさんと読む草双紙・はてな出張所

ばけものが出てくる草双紙のあらすじ等をまとめたものです。草双紙は江戸時代の絵本です。

分福丹頂鶴(ぶんぶくたんちょうづる)- 分福茶釜

分福丹頂鶴: 江戸時代の分福茶釜物語 (珍獣の館文庫)作者:蘭藍沐Amazon 久しぶりにKindle用に翻刻本を出しました。今回は古文編は原典をそのまま現在の文字に置き換えており、句読点や漢字を補いませんでした。文章がどこで切れるのか、平仮名ばかりの文章を…

金太郎(きんたろう)

実況風動画 www.youtube.com 音読しながら翻刻して、おおざっぱに意味の説明をしたりしてます。1時間くらいの動画です。気長にどうぞ。発行年:不明(江戸時代後期) 作:不明 画:不明(歌川国芳だと国会図書館のデータにはある) 版元:不明所蔵:国会図書…

児噺舌切雀(おさなばなししたきりすずめ)

翻刻実況風動画 www.youtube.com 1時間ちょっとの動画です。長いのでのんびり見てください。 おさなばなししたきりすずめ 児噺舌切雀 発行年:不明(江戸時代後期) 作:不明 画:不明 版元:西村屋 都立中央図書館所蔵 https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/1…

花咲爺誉魁(はなさかぢゝほまれのさきがけ)

翻刻実況風の動画その1 youtu.beその2 youtu.beその3 youtu.beその4 youtu.be いつもの「みんなで翻刻」ではなくて、わたしが(ブログ筆者 chinjuh)が勝手にみつけて読み始めたものです。意味を軽く説明しながら音読して、文字おこしまでその場でやって…

(金時)狸の土産(きんとき たぬきのいえずと)

坂田金時が夢のお告げで金の茶釜を掘り出し、その穴へ飛び込むと化物が住む古寺にたどり着くが…

天竺儲之筋(てんじくもうけのすじ)

雷神と風神が天気をあやつる力を売り物にして下界で大もうけする。

竜宮苦界玉手箱(たつのみやこくがいのたまてばこ)

みうらや島太郎、略してうら島は、竜宮城に来てみれば、吉原と寸分たがわぬ美しさ?!ご存知浦島太郎の痛快パロディ。曲亭馬琴作。

雨宮風宮出儘略縁記(あめみやかぜみやでほうだいりゃくえんぎ)

長雨続きで下界が困っているのでお天道さまは風に命じて雨雲を吹き払う。それに不満を覚えた雨たちは、あの手この手でお天道さまにおしかりを受けないように雨を降らせる方法を考える。

花芳野犬斑(はなはみよしのいぬはぶち)

旅の途中ですすめられた牡丹餅を一口食べて犬っぽくなってしまう八郎兵衛の痛快奇譚。

大磯地蔵咄(おおいそじぞうばなし)

朝比奈、弁慶、金時に打ち壊された地獄の道具を直そうと、大磯の化け地蔵が狸たちにたのんで道行く旅人を化かして路銀を奪う?!

地獄沙汰金次第(じごくのさたもかねしだい)

すっかり腑抜けてさぼっている地獄に小林朝比奈がのりこんできついお灸をすえる。

清明物語(せいめいものがたり)/[しのだづまつりぎつね付あべの清明出生]

信太の森で助けた狐を妻にした安倍保名と、その息子で陰陽師の安倍清明の物語。

鬼の趣向草(おにのしこぐさ)

善光寺の如来が亡者を救ってしまうので地獄は閑古鳥。如来の邪魔をしてやろうと鬼娘が娑婆世界で大暴れ。実在した見世物の鬼娘をモデルにしたファンタジー。

鎌田又八(かまだまたはち)

怪力の持ち主鎌田又八が三つ目大入道や化け猫を退治する。

徳若水縁起金性(とくわかみずえんぎのかねしょう)

はねた趣向を思いついた七福神が人々を大喜びさせる目出度いお話。

目連尊者地獄めぐり(もくれんそんじゃじごくめぐり)

お釈迦様の一番弟子、目連尊者が亡き母を救うため、地獄へ向かう。

親父布子鳶握(おやじぬのこをとんびがさらった)

https://honkoku.org/app/#/transcription/A94DBC39CB0F12A38F4232E9C28F45AB/1/ # 上記リンク先で、くずし字で書かれた原典と、それをテキスト化(翻刻)した古文が読めます。おやじぬのこをとんびがさらった 親父布子鳶握 作:市場通笑 画:鳥居清長 発行…

ブログ筆者の本

紙の本ではなくて、Kindle(キンドル)用の電子書籍です。キンドルは、スマートフォンやパソコン(Windows | MacOS)にインストールできる電子書籍リーダーです。キンドル専用端末はなくても読めます。 どれもくずし字で書かれた古典作品を翻刻して、現代語…

化物昼寝鼾(ばけものひるねのいびき)

最近では通人がもてはやされ、化ける事も素人(人間)のほうがうまい。そこで人気の踊り子さんを呼んで最新の流行を研究しようとするが…?

化物七段目(ばけものしちだんめ)

見越し入道の息子でのっぺら入道という者が、化ける事ではいまひとつ受けないのでない智恵をしぼって一儲けする話。

化物山入剛屋敷(ばけものやまいりつわものやしき)

俳句などをたしなみ、平和に暮らすばけものたちだったが、ある日武蔵坊弁慶に土蜘蛛と雪女がさらわれてしまう。二人を救うため、つわもの屋敷へ乗り込む妖怪たちだが…?!

化物鼻がひしげ(ももんじいはながひしげ)

箱根の先に引っ込んだ見越しのもとに江戸に残った狐から手紙が届く。江戸は大通ばかりが流行り、子供も化物を恐がりません。もう江戸は諦めてください。そこで見越しは…?!

武家物奇談(ぶけものきだん)

奇妙な話を集めた短編集。ひとつひとつが何かのパロディになっているようだ。

化物見世開(ばけものみせびらき)

金時にへこまされ箱根の先へ逃げ出した見越し入道は百物語の脅かし役などで儲けてばけもの仲間に金を貸してやるほどに成功する。

化物太平記(ばけものたいへいき)

武者尽くしを化物で、という版元からのリクエストにこたえるべく案をねりながらうたた寝すると夢に蛇、蛙、なめくじりの三虫が表れたので虫尽くしにしようと思い立つが…?

化物箱根先(ばけものはこねのさき)

人から恐がられなくなった化物たちが新しい化け方を研究するが…?

妖物十番斬(ばけものじゅうばんぎり)

狩りの名手かわづか三郎左衛門は、長年あやめてきた獣たちに憎まれ、とうとう山奥で殺されてしまう。残された子供たちは父の仇討ちを思い立つ。

作意妖恐懼感心(みたてばけものおそろかんしん)

ばけものの頭見越し入道は、仲間に謀反を起こされてはたまらないと人をばかしに行くが…

化物世界夜半嵐(ばけものせかいよわのあらし)

佐渡の朱盤に父親を殺された蛇鱗の復讐の物語。

化物大閉口(ばけものだいのへいこう)

ばけもの人気がすたれているので化物たちが作者の楚満人のところへ乗り込んで恐いところを書いてくれと頼むが…?!